有明山神社・神楽殿の格天井絵をようやく特別拝観
CATEGORY安曇野市穂高
有明山神社を何度か訪れたことはありましたが、先日、観光協会の特別拝観ツアーに参加してようやく念願だった神楽殿の格天井絵(ごうてんじょうえ)を拝見することができました。飯田市出身の日本画家、菱田春草の師である橋本雅邦の「烏」がその中央に配されていると知り、ぜひ拝見したいと思っていたのです。
あいにく雨天となった23日、まずは宮城第一水力発電所を見学したのですが、順序を逆に有明山神社からとさせていただきます。
日光東照宮を模して明治34年に建てられた神門、裕明門
拝殿にて参拝ののち、神楽殿へ
裕明門と同時期に建てられた神楽殿は京都清水寺とどこか似た佇まいです
いよいよ、格天井絵とご対面です
81枚の中央に、雅邦の「烏」は配されていました
「豊科」の命名者でもある藤森桂谷が東奔西走して、51名の画家の絵を組み込まれたのだそうです
これはどうやらコピーのようで、一部文字が不鮮明ですがご了承を
近代教育の先駆者でもあった画家の藤森桂谷(号は藤森寿平)が絵筆を取ったものもありますが、探す時間がなかったので目についた絵を速攻で数枚クローズアップ
そんなわけで、宮司さんが説明していたこちらの書については聴き逃しておりました^^;
境内のもみじはすべて固有種だそうで、突起の数が9です
妙見 里の瀧を拝見して、このツアーは終了、解散となりました
吾唯知足(われ、ただ、たるをしる)という禅語が書かれたこの石の「くぐり方」について、宮司さんからの驚きのオフレコ発言に、一同爆笑でした!
コマラーではないけれど、狛犬が気になって…
横からの姿が、阿吽(あうん)がかなり違っていたのです
吽は普通っぽいのですが、こちらの阿はまるでティラノザウルスみたいです!
台座の裏側に刻まれた石工の名前が苔で読みきれませんでした
「伊藤幸 」に、もう一文字ありそうな感じですが…
気になって調べてみたら「伊藤幸太郎」だそうです
裕明門を反対側から潜って、駐車場に戻ります
ところで、この鳥居に架かる有明山神社の文字ですが、どこかヘンだと思いませんか?
拡大してみましょう!
「明」の偏、「日」が「目」になっています!
宮司さんの説明によれば、「明」という文字は窓から見える月明かりを表わしているのだそうです
偏の「日」は太陽ではなく「窓」を表わしており、古くは「囧(ケイ)」と書き、囧と月を合わせて「朙」と書いたのだそうで、その後簡略化されて「明」と書くようになったとのことです
確かに、この日いただいた御朱印には「目」偏の「明」と手書きされています
その他にも、海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」に乗り込む自衛官も、この有明山神社に詣でたというエピソードなども聞くことができ、大変有意義なツアーを楽しむことができました。(一部、昨年撮影の写真を使用しています)
有明山神社
里宮 長野県安曇野市穂高有明宮城(みやしろ)
奥社 有明山山頂
御祭神
有明山頂中岳本社 手力雄命(たじからおのみこと)
八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
有明山頂南岳本社 天照大神(あまてらすおおみかみ)
天鈿女命(あめのうずめのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
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