秋晴れの青空バックに北アルプス~午後と夕方~
CATEGORY北アルプス
昨日の『朝』に引き続き、9月19日の爽やかな秋晴れの安曇野から撮った北アルプスの『午後』と『夕方』の眺めです。朝は西山の中腹あたりに浮かんでいた雲は、昼から消えていきました。ところどころに断片的に残る雲なら山の表情にアクセントを加えてくれていいものだと思いました。
『午後』の北アルプス
常念岳(じょうねんだけ、2857m)
横通岳、東天井岳、大天井岳
(よことおしだけ・2767m、ひがしてんしょうだけ・ひがしてんじょうだけ・2814m、おてんしょうだけ・だいてんじょうだけ・2922m)
画面ほぼ中央が東天井岳、左の山腹に白い筋が見えるのが横通岳、右側小さなん雲の下が大天井岳
また常念岳
見えているのは前常念岳、本峰は雲に隠れてしまっています
横通岳(画面中央)
豊科や三郷から常念岳を眺めるとこの横通岳が右側に仲良く並んでいます
餓鬼岳(がきだけ、2647m)
左側の稜線は岩稜帯でゴツゴツしていますが、個人的にはこんな山容に心惹かれてしまいます^^
蝶ヶ岳(ちょうがたけ、2677m)
雲がアクセントになった山を撮りましたが、蝶ヶ岳には雲が寄ってきません^^;
雲があればいいのですが、画面に天空を広く入れてしまうとこんなふう(↓)に間が抜けた印象で、山の高度感とか重量感が感じられないと、山岳写真という分野の先達のひとりである田淵行男さんの著書にありました
日常、雑誌などで目にする山岳写真で、…(中略)… 第二に気のつくことは構図上の欠陥である。その一つとして最も目につく点は無駄な天空部である。そうした天空部を切り捨てたい衝動に駆られるものが十中八九くらいも見出され、その結果いちじるしく迫力を弱めている。そうしたものの上部を切り捨て、そのぶんだけ下方に回せば見違えるようによくなるので惜しまれてならない。田淵行男『山は魔術師/私の山岳写真』(156頁)より引用
『夕方』の北アルプス
午後の4時をまわったころには、逆光でアルプスのお山はシルエットで浮かび上がっていました
常念岳
先程引き合いに出した田淵さんの著書には、逆光にチャンスだとばかりに皆あまりに飛びつきすぎる…というようなくだりもありましたが、私のような初心者には『絵になる作品』は撮れそうもありません^^;
『天使のはしご・天使の階段』とか『ヤコブのはしご』、『レンブラント光線』などと呼ばれる『薄明光線』が差し込むさまは、曇天のときのそれと比べてどこか神秘的な印象でした
この日のこんな光景は、光と影の明暗を明確にする技法を得意としたことから、「光の画家」とか「光の魔術師」(または「光と影の画家」「光と影の魔術師」)の異名を持つオランダのレンブラント・ファン・レインの絵画を彷彿させるものでした
朝・日中・夕方と時間帯によって様々な表情を見せてくれた北アルプスのおかげで、この日はとても満足な一日となりました。
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