fc2ブログ

安曇野と信州の四季の自然の素晴らしさや、人気のお店を紹介しています♪ 最近はほとんど『野鳥 大好き!』ですが^^;

羽田空港で見かけた『はたらくくるま』




昨年11月の沖縄旅行で撮影した写真のなかで、羽田空港で見かけたはたらくくるまを集めてみました。空港ターミナルで働くグランドスタッフの他に、離発着する航空機の周りで働くグランドハンドリングスタッフ(グラハンスタッフ)とともに仕事をするはたらくくるまにも、飛行機と同じくらいにとても興味があって、こんなテーマの記事にしてみました。





羽田空港の第2旅客ターミナル5Fにある展望デッキ「T2」から、駐機中の旅客機を眺めるとその周囲にはいろいろなはたらくくるまが活躍していました

011A8483-a.jpg


011A7926-a.jpg



グランドハンドリングに使われる様々な車両を総称してGSE(Ground Support Equipment)というそうです

011A8198-a.jpg



空港カウンターで機内預けにした手荷物は、コンテナに入れられ(通常、一台のコンテナには50~60個の荷物が入るようです)て、コンテナドーリーと呼ばれる台車に載せられます
何台かのコンテナドーリーを連結して旅客ターミナルから旅客機まで牽引して運ぶのが、トーイングトラクターです
たくさんのコンテナドーリーを牽引してトーイングトラクターが空港内を走る様は、ウミヘビが泳ぐような感じでとても面白いですね

011A7992_R.jpg



そのようにして運ばれたコンテナを旅客機の貨物室に積み込むには、ハイリフトローダーと呼ばれる車両を用います
昇降機を備えており、地上のドーリーの高さから旅客機の貨物室の高さまでコンテナを上下します
床面にはローラーがついており、重たいコンテナもスムースに旅客機内に収納できるようです

011A7922-a.jpg



コンテナドーリーは、旅客機を牽引するトラクター(トーイングタグ、トーイングカー)と混同しないように豆タグと呼ばれることもあるようですが、小型ながら2~4tの牽引能力があるそうです

IMG_8630_R.jpg



コンテナドーリーを4台連結したした豆タグことコンテナドーリー
その作業にあたるのがグランドハンドリングスタッフ

011A8393_R.jpg



昨今は、グラハン女子なる言葉も生まれ、グラハン業務を志望する女子も多いそうで、採用担当者は念のためグランドスタッフと間違っていないか確認することがあるそうな^^;
この日もグラハンに携わる女性をたくさんお見かけしましたが、ヘルメットの後ろに見えるキュートなポニーテール姿はおじさんのハートをわしづかみ!(笑)

IMG_8629-a_20190120193150e92.jpg



到着便の旅客機からハイリフトローダーを介してコンテナドーリーへ乗せる作業光景を見かけたので連貼りしますが、その流れがおわかりいただけるかと…

IMG_8598_R.jpg


IMG_8604_R.jpg


IMG_8610_R.jpg


IMG_8619_R.jpg


IMG_8622_R.jpg


IMG_8624_R.jpg



グランドハンドリングの醍醐味は、航空機の牽引やプッシュバックだとよく言われます
航空機は自力ではバックできない^^;ので、トーイングタグ(トーイングカー)と呼ばれる航空機牽引車が自力滑走できる位置まで航空機を押し出します
写真に収めた「T4059」がどのくらいのスペックなのかは分かりませんが、大型のトーイングタグでは、全長=7m、幅=2.8m、自重=40~50t、エンジン排気量=14,000~15,000ccで、300t以上もある大型機をプッシュバックできるそうです

IMG_8636_R.jpg



トーイングタグが、STAR WARS ANA JETをプッシュバックしています
このようなプッシュバックや牽引の際に、航空機の前輪(ノーズギア)はトーバーと呼ばれる棒(下や写真の赤い棒)で連結されます

011A8021-a.jpg



自力滑走できるところまでプッシュバックしてきました

011A8043-a_201901201931267d7.jpg



トーバーが外され、トーイングタグも移動しました
ノーズギアを点検してOK後に、滑走路に向かいます

011A8044-a.jpg



パッセンジャーステップカー、要するにタラップ車
旅客機とターミナルを直接つなぐパッセンジャーボーディングブリッジ(=PBB)が設置できないオープンスポットで活躍する車両です

011A8347_R.jpg



パッセンジャーステップカー(タラップ車)から降りてきた乗客をターミナルまで運ぶ(あるいはその反対)のがこんなバスです

011A8352_R.jpg



あれッ?、乗客をピックアップしたんじゃないのか!?と思ったら、別な車両のバスでした^^;

011A8383_R.jpg



駐機していた旅客機のスペースを念入りに掃除していたこの車は路面清掃車です
よく道路を掃除している清掃車に似ていますが、この車は滑走路に落ちているタイヤかすや、どこからか飛んできたゴミをかき集め、それらを吸い込んで車両に溜め込む真空還流方式の清掃車です

011A8348_R.jpg



一般の路面清掃車はちり取りでゴミを集めているのに対して、この清掃車は掃除機で吸い込んでいるというイメージです(ただし、空港内のすべての清掃車がこのタイプではないようです)
それにしても、助手席でふんぞり返っている勤務態度わる~いおっさんは、こんなんで給料もらえるんですかね(笑)

011A8361-a.jpg




大型化学消防車
この車両が該当するかどうかわかりませんが、1台につき、水12,500L、消火薬剤800L、粉末薬剤300Kgの3種類を保有し、毎分6,000Lの放水能力で消火活動をするそうです

011A7981_R.jpg



旅客機がプッシュバックを終えてエンジンが始動し、自力滑走に入ると、整備士が一列になってこちらに手を振るお見送りの光景です(*^^*)

わたしたちが搭乗する機体の出発準備を行ってくれたグランドハンドリングスタッフや整備士がお見送りしてくれるGOOD-Bye Wave(グッドバイウェーブ)が旅客機の窓から見えるのはとても気分がよく心あたたまります
さきほどトーイングタグを紹介した画像でも、運転を中断し手を振って見送ってくれました^^

IMG_8635_R.jpg



このお見送り、元々は1970年代に那覇空港でANA(エーエヌエー)の一人の整備士が個人的に始めたのだそうで、マニュアルに書かれたものではありません。
その後、那覇空港から全国のANAが就航する空港に広がり、現在では国内の他社や、国内エアラインの海外拠点でも行われているようです。

きちんと整備しました、行ってらっしゃい!

そんなメッセージが込められているのだそうです。

過日の沖縄旅行に利用する便を選ぶ際に、「官」の色が濃く残っている某キャリアでなく、全日本空輸株式会社を選んだのもそんなところに惹かれていることも一因です。それよりも、今「官」の”やったふり”&”いい加減にやった”ことのボロがあちこちで露呈しているのはご存知のとおり。もともと自発的に仕事に取り組もうという意欲などない気質の「官」など信用できるわけがなく、やはり「民」のキャリアのほうが安心&信頼できると思うのです^^;





いつも応援ポチありがとうございます
この記事が少しでも面白かった、参考になった、役に立ったと思ったら、
▼のボタンをポチッとしてもらえると、更新の励みになります(^_-)-☆

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
長野県 ブログランキングへ

関連記事
スポンサーサイト



COMMENTS

0Comments

There are no comments yet.