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安曇野と信州の四季の自然の素晴らしさや、人気のお店を紹介しています♪ 最近はほとんど『野鳥 大好き!』ですが^^;

唐松岳 日帰り登山


先日の記事で、今夜放送予定の唐松岳をご紹介しましたが、番組公式ページの内容をコピペしただけのかなり手抜きの記事になってしまいました。少々寝不足が続いていましたのでそんなことになってしまったことをおわびするとともに、改めて唐松岳についてお伝えしたいと思います。


日本の名峰・絶景探訪
BS-TBS 毎週土曜日 21:00~21:54
3月28日放送
#71 「白き雄峰たちへの道 唐松岳」









唐松岳(2,695.8 m)は北アルプスの後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)と呼ばれる山並みに位置していますが、日本海の親不知(おやしらず)付近から始まる北アルプスの中軸飛騨山脈の一部を形成するのが、この後立山連峰です。

「後立山」という名称は、その昔の信仰登山の山としての立山の繁栄を示す興味深い呼び名です。本来なら太陽の昇る側――東側が表であるはずなのに、立山が表の山で、その東側にある飛騨山脈が後(うしろ)となったのは、信仰登山で立山の頂に立った信者が立山の後ろに続く山という意味で名づけたといわれているそうです。

さらに面白いのは飛騨山脈という名前です。新潟(越後)、富山(越中)と長野(信州)の国境いを通り、ようやく飛騨の国(岐阜)に入ると消滅してしまうこの山脈に、どうして「飛騨山脈」という名前になったのかが興味深い話です。

いずれにしても、北アルプスの大半の山々がこの後立山連峰に属しています。連峰の東側はフォッサマグナに面しているために急な崖が続き、西側はゆるやかな山容を見せているのですが、それを取り巻く谷は、逆に東側はのどかな流れで、西側は黒部川の深い谷となっていることにも興味が惹かれます。かつては”魔の山”と呼ばれた遭難者ギネスの山、谷川岳(1,977m)も同様です。ロッククライミングで多くのクライマーが取り付く急峻な岸壁があるのは群馬県側で、その反対側の新潟県側はクマザサが生い茂るのどかな斜面が広がっています。

こんなことに興味を持って後立山を歩くのも楽しいのではないでしょうか。



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唐松岳頂上山荘付近から
(C)Wikipedia




▼日帰りといえども大き目を!





前置きが長くなってしまいましたが、後立山連峰のほぼ中央に位置する唐松岳はどちらかといえば地味な存在の山といえるでしょう。この山を目指して登山というよりも、白馬岳(しろうまだけ)までの縦走路としての「通過点」といった認識が強い印象です。とはいっても、この縦走路は初心者には向かない中級者以上のコースであり、唐松岳の北側の稜線は不帰ノ嶮(かえらずのけん)と呼ばれるキレット、両側面からの侵食によって険しい痩せ尾根になっている難所があります。また、牛首岳に向かう南側の稜線も痩せた岩稜の尾根になっており、やはり初心者には不向きなルートです。

地味な山なのに、初心者には向かない難易度の山。これでは登る人もいないのではと思われがちですが、近年では結構な登山者数があるそうです。私が若かったころには人気のない山だったというのに(当時も人気があったのに、ただ単に、私が知らなかっただけなのかも知れませんが)。

その理由は…。

唐松岳の山頂からは東側に八方尾根が延びており、麓には国内でも最大規模を誇る八方尾根スキー場があります。八方アルペンライン(リフト)を利用すれば標高約1,800m付近まで上がることができ、山頂までは標高差にして800mほどの”ズボラ”登山ができるのです。途中、特に難所というところもないので、初心者には人気の日帰りコースとなっているようです。そのため、夏には長野県伝統の「集団登山」に訪れる中学生が大勢やって来るのだそうです。集団登山についてはこの記事の最後にある西穂高岳を参照してください。



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春の唐松岳・唐松岳頂上山荘より
(C)Wikipedia




▼一番予算をかけたいのが登山靴
唐松日帰りにここまでは要らないけど…






”ズボラ”登山といっても、やはり標高の高い北アルプスの一座です。けっして”気持ち”まで”ズボラ”、”お気楽”で登ってはなりません。3,000m級の山ですので、それなりの気構えと装備をきちんと備えてから、唐松岳の登山を楽しむべきです。

いつも、北アルプス登山のことになると、うっとおしいご注意ばかり申し上げていて甚だ恐縮なのですが、山仲間を山での遭難事故で失うという悲しい経験を持つ者としてはどうしてもモノ申し上げたくなってしまうのです。どうか、安全な登山を心がけて北アルプスを満喫してください。

そうはいいながらも、自分でもこのお手軽コースならなんとか登れそうかなという気になってきましたが、還暦を過ぎたおじさんが登るのは無謀でしょうか。



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唐松岳のモルゲンロート・北城より
(C)Wikipedia




▼お手軽日帰り登山でもツェルトは必ず携行!
ツェルトって何?という人…
悪いことは言いません、唐松に登るのはお止しなさい






<唐松岳 日帰り登山 コースタイム>

白馬駅――細野――白馬八方――兎平――黒菱平――八方池山荘――(→60分、←40分)――第三ケルン――(→100分、←60分)――丸山――(→50分、←40分)――唐松岳頂上山荘――(→20分、15分)――唐松岳

※念のためですが、積雪のない夏山のコースタイムです。





画質がきれいな動画が見つかりました。チングルマやコマクサの咲く夏山ですが、今夜放送の厳冬期の様子と較べてみてください。冬山の厳しさがわかっていただけると思います(たぶん)。






<参考サイト>
唐松岳頂上山荘からの現地情報 八方尾根・不帰キレット周辺の情報/ヤマケイオンライン

登山記録詳細・黒菱平から行く唐松岳 日帰り/ヤマケイオンライン

コンパス~山と自然ネットワーク/日本山岳ガイド協会
※▲簡単操作で登山届(登山計画書)を作成&提出できるサイトです



北アルプスの山についての以前の記事です。よろしければ併せて読んでみてください

2015/01/12:常念岳

2015/01/14:燕岳

2015/02/18:おすすめTV番組/西穂高岳

2015/02/26:おすすめTV番組/西穂高岳 その2

2015/03/25:おすすめTV番組/唐松岳



▼たとえドピーカンの予報でも必ず携行すべし!








<2015.8.5 記事、参考サイト等々一部追加しました>



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