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安曇野と信州の四季の自然の素晴らしさや、人気のお店を紹介しています♪ 最近はほとんど『野鳥 大好き!』ですが^^;

上諏訪で生まれ育った作家 新田次郎

CATEGORY中信


山登りをする方や、山に興味のある方なら、新田次郎という名前はご存知のことでしょう。たくさんの山岳小説や歴史小説を残した、信州生まれの作家です。登山好きの皇太子徳仁親王が愛読する作家としても知られています。学生時代に登山に明け暮れていた私も、新田次郎の山岳小説はあらかた読んでいます。

新田次郎は諏訪町大字上諏訪角間新田(かくましんでん)で生まれたので、「新田」を「にった」と読み変え、自身が次男であったことから新田の後に「次郎」を付けて、新田次郎というペンネームをつけたのだそうです。新田次郎の本名は藤原寛人(ふじわら ひろと)です。

ていは作家、次男正彦はベストセラー『国家の品格』で知られる数学者・エッセイスト、長女咲子も小説を書く作家一家であり、寛人のおじに気象学者藤原咲平(ふじはら さくへい)がいます。

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新田次郎が生まれ育った上諏訪
(C)http://www.shinshu-dc.net/


戦時中、新田次郎は満州(中国東北部)に赴任し、その後、抑留生活を送りました。帰国後は中央気象台に復職しますが、微々たる給与で大変な困窮ぶりであったいいます。妻、藤原ていがそのときの家族の引き揚げ体験を基に小説化した『流れる星は生きている』がベストセラーになり、映画化もされて生活が大いに助かったこともあって大いに刺激され、五十貫もの巨石を背負って白馬岳山頂に挑む山男を描いた処女作『強力伝』を執筆し、出版の翌年には直木賞を受賞しました。

また、気象職員として富士山気象レーダー建設に携わったときの体験を基に書いた作品『富士山頂』は、1970(昭和45)年、石原裕次郎主演により映画化されたことで知られています。その後気象台を退職し、文筆活動に専念します。

その後も『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など、数多くの山岳小説を手掛け、中でも『聖職の碑』は、中央アルプス木曽駒ヶ岳における遭難事故を基に「生きること」の意味を説いた作品で、1978年、鶴田浩二主演により映画化されています。歴史小説にも力を注いでおり、『武田信玄』は、没後の1988(昭和63)年に大河ドラマとして映像化されました。

彼の作品は山岳小説をはじめとした「夢と挑戦」をコンセプトにしていますが、歴史上の人物や科学者、強い意志で道を切り開いた人物伝や公害やリゾート開発などに伴う問題を取り上げた作品など多彩であり、時代を超えて読み継がれています。

1980年2月15日、心筋梗塞のため武蔵野市の自宅にて午前8時半頃に急死しました。NHK大河ドラマで映像化される事を熱望していましたが、生前に実現を見ることは叶いませんでした。



諏訪市図書館の2階には、新田次郎記念室というコーナーが設けられており、取材で山に登った時の遺品や、本人や家族の著作や蔵書が常設展示されています。生前の書斎も再現されており、健康を顧みず熱心に執筆活動に没頭していた、郷土の作家の様子が偲ばれます。なお、「お天気博士」として親しまれた、おじの藤原咲平記念室も併設されており、蔵書を中心に胸像・遺品・墨蹟などが常設展示されています。

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(C)http://www.shinshu-dc.net/

諏訪市図書館

市民憩いの場として親しまれている図書館。上諏訪生まれの新田次郎の作品を展示している。その場にいるような、笑顔のポートレートが飾ってあり、記念室内には直筆のノートも展示されている。

(住) 諏訪市湖岸通り5-12-18 Tel.0266-52-0429
(営) 水・木は9時30分~18時30分、火・金は9時30分~19時、土・日、祝は10~18時
(休) 毎週月曜、月末館内整理日(月曜以外の最後の平日)

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新田次郎記念室          藤原咲平記念室
(C)http:/http://www.city.suwa.lg.jp/

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(C)http://www.shinshu-dc.net/


諏訪市図書館/諏訪市公式サイト

新田次郎/諏訪市図書館/諏訪市公式サイト

藤原咲平/諏訪市図書館/諏訪市公式サイト
















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