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松本山雅FC vs 湘南ベルマーレ戦 レビュー&選手採点記事拾い読み



山雅5連敗、15位で1stステージ終える

1stステージ 第17節
2015年6月27日(土)19:04キックオフ @松本平広域公園総合球技場
入場者数:15,456人

松本山雅FC vs 湘南ベルマーレ 
2-3(前0-0、後2-3)


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(C)SOCCER DIGEST Web /Getty Images



”反町 康治監督と曺 貴裁監督。師弟対決となった一戦は、曺 貴裁監督に軍配が上がった。

スコアレスで迎えた後半に試合は動く。DF田中 隼磨が倒されて得たPKをFWオビナが決め、松本が先制に成功した。しかし、湘南も黙っていない。セットプレーから、オウンゴールを誘発してすぐさま同点に追い付き、72分にはMF古林 将太が逆転弾を決めた。

サポーターの大歓声を受ける松本も、このままでは終わらない。87分にFW阿部 吉朗が古巣のネットを揺らして試合を振り出しに戻す。

激戦に終止符を打ったのはFW藤田 祥史。DF三竿 雄斗からのクロスに反応してヘディングシュートをたたき込み、4試合ぶりの勝利をもたらした。”

Jリーグ公式サイト・試合レポートより


5番目のホームタウン、大町市長が湘南戦前にあいさつ
スポーツ報知 6月27日(土)18時47分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000117-sph-socc

◆J1第1ステージ最終節 松本―湘南(27日・松本平広域公園総合球技場)

 松本は27日、J1第1ステージ最終節で湘南と対戦。5月21日付けで新たにホームタウンに加わった長野・大町市の牛越徹市長が試合前にあいさつ。「一生懸命、松本山雅FCを応援して参りますので、先輩サポーターのみなさんどうぞよろしくお願いいたします」と話し、スタンドから大きな拍手を受けた。

 大町市は松本市、塩尻市、山形村、安曇野市に次いで、松本の5番目のホームタウンとなった。28日には大町市運動公園サッカー場で新潟経営大と練習試合(午後1時開始)を行うことになっている。



松本、5連敗に危機感=Jリーグ
時事通信 6月27日(土)22時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000138-jij-spo

 松本は5連敗で第1ステージを終えた。反町監督は「先制してすぐにやられるケースが多い。後半戦に向けて修正しなければならない」と危機感を強めた。
 PKを獲得して、オビナの先制点につなげた田中は「開幕戦から繰り返している。チーム全体の問題。中断期間で直すしかない」と反省した。



J1松本山雅は5連敗 15位で第1ステージ終える
信濃毎日新聞 2015年6月28日掲載
http://www.shinmai.co.jp/soccer/2015/06/post-1396.html

 サッカーの明治安田J1は27日、第1ステージ第17節9試合を各地で行った。第1ステージ最終戦で、リーグ戦全34試合のシーズンの折り返し点。松本山雅FCは松本市のアルウィンで湘南ベルマーレと対戦し、2―3で敗れた。5連敗で勝ち点15のまま。4勝3分け10敗の15位で第1ステージを終えた。

 松本山雅は2試合連続で同じ先発メンバーだが、前線をオビナと前田の2トップにし、中盤を厚くした布陣で臨んだ。湘南は前節から先発2人を入れ替えた。

 風下の前半を0―0で終えた松本山雅は後半8分、前田のクロスに走り込んだ田中がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをオビナが決めて先制した。しかし直後の11分、湘南のFKがオウンゴールとなって追い付かれると、27分には古林にドリブルから決められて逆転された。42分にオビナが頭で落としたボールを途中出場の阿部が蹴り込んで追い付いたものの、43分にクロスを藤田祥に頭で決められ再び勝ち越された。

 前節に第1ステージ優勝を決めた浦和レッズはアルビレックス新潟に5―2で大勝し、2ステージ制で開催された2004年までを含め、史上初めて無敗で終えた。

 第2ステージは7月11日に開幕。松本山雅はアルウィンで浦和と対戦する。



J1山雅は前期15位 湘南に敗れ痛恨5連敗
市民タイムス 6月28日(日)
http://www.shimintimes.co.jp/today.html

  サッカーJ1松本山雅FCは、リーグ戦ファーストステージ最終節となった第17節の27日、松本市の総合球技場アルウィンで湘南ベルマーレと対戦し、2- 3で敗れた。リーグ戦5連敗となったが、下位の3チームが全て敗れたため、順位は15位を維持した。




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(C)Jリーグ公式サイト



湘南FW藤田祥が投入直後に移籍後初ゴール、
松本は悪夢の5連敗

ゲキサカ 6月27日(土)22時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00737754-gekisaka-socc

[6.27 J1第1ステージ第17節 松本2-3湘南 松本]

 湘南ベルマーレはアウェーで松本山雅FCに3-2で競り勝ち、連敗を2でストップした。昇格組同士の対決を制し、4試合ぶりの白星。一方の松本は悪夢の5連敗となり、降格圏と勝ち点1差の15位で前半戦となる第1ステージを終えた。

 スコアレスで折り返した後半に試合は激しく動いた。松本は後半8分、U-22日本代表に初選出されたMF前田直輝が左サイドからゴール前に鋭いスルーパスを通すと、走り込んだDF田中隼磨がMF菊池大介に倒され、PKを獲得。これをFWオビナが決め、先制に成功した。

 しかし、湘南も直後の後半11分、MF永木亮太のFKがMF岩間雄大のオウンゴールを誘い、1-1の同点。同27分には右サイドのタッチライン際からドリブルで中に切れ込んだMF古林将太が左足ミドルをゴール右隅に突き刺し、2-1と逆転した。

 4連敗中の松本も簡単には引き下がらない。後半42分、DF大久保裕樹のロングフィードをオビナが頭で落とすと、途中出場のFW阿部吉朗が右足で押し込み、2-2の同点。ところが、この失点の直後に投入された湘南FW藤田祥史が大仕事をやってのけた。

 後半43分、DF三竿雄斗の左クロスに頭で合わせ、移籍後初ゴール。失点から1分後の劇弾で3-2で競り勝った。交代の準備をしている間に同点に追いつかれた藤田。「勝っている状態で入る感じだったけど、取られたので、逆に1回ぐらいチャンスが来るかなと思った」。前節・新潟戦に途中出場し、移籍後初出場を果たすと、この日が今季2試合目の出場。「ケガで出遅れて、迷惑をかけたので、まず1点取れてよかった」と安堵の表情だった。



松本、5連敗に危機感=Jリーグ
時事通信 6月27日(土)22時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000138-jij-spo

 松本は5連敗で第1ステージを終えた。反町監督は「先制してすぐにやられるケースが多い。後半戦に向けて修正しなければならない」と危機感を強めた。
 PKを獲得して、オビナの先制点につなげた田中は「開幕戦から繰り返している。チーム全体の問題。中断期間で直すしかない」と反省した。



【松本】隼磨「弱い俺たちは練習しないと」
スポーツ報知 6月27日(土)23時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000254-sph-socc

◆J1第1ステージ最終節 松本2―3湘南(27日、松本平広域公園総合球技場)

 勝てない、また勝てなかった。松本の元日本代表DF田中隼磨(32)は試合終了の笛を聞き、倒れ込んだ。

 「自分たちに流れがきてる中で、自分たちのミスから流れを失っている。決して相手のスーパーゴールなどではない。得点した後の時間帯を集中するのは当たり前。俺も十何年も経験しているけど、このチームはそれが多すぎる。そこは直さないといけないところ」

 うつぶせの状態でショックからしばらく動けなかった。後半のロスタイムの6分間、必死にゴールを狙ったが、追いつくことはできなかった。5月23日の横浜M戦(0―3)からまさかの5連敗。勝って締めくくりたかった第1ステージ最終戦。J1初参戦のクラブは勝ち方を忘れてしまったようだった。

 幸先は良かった。時折突風の吹くコンディションの中、風下の前半を0―0で終えた。そして迎えた後半7分。U―22日本代表MF前田のスルーパスに隼磨は右サイドを走り、ペナルティーエリアに飛び込んだ。湘南MF菊地がファウルし、主審はPKの合図。「普段からああいう動きだしはしている。前田がいいボールを出してくれた。ああいうボールを出してくれればチャンスは広がる」。自らが奪ったPKをFWオビナが決めて先制した。

 3分後だった。右サイドで湘南にFKを奪われ、最後はDFのオウンゴールで失点した。1点ビハインドの後半42分、FW阿部のゴールで2―2に追いついた。だが、1分後には決勝点を献上した。「開幕戦から同じことを繰り返している。これはチーム全体の責任。誰か1人の責任ではない。弱い俺たちは練習しないといけない。中断期間にハードなトレーニングをして、第2ステージに臨みたい」。悲壮感をにじませた。

 第1ステージは15位。シーズン前にチームが立てた目標は「トップ15(J1残留)」。現状ではそこをクリアしているが、このままではいけないことはわかっている。7月に始まる第2ステージ。山雅は生まれ変わって、J1で快進撃を続けていく。




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(C)Jリーグ公式サイト



【松本】反町監督にまたもや「古巣」の壁
スポーツ報知 6月28日(日)0時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150628-00000026-sph-socc

◆J1第1ステージ最終節 松本2―3湘南(27日、松本平広域公園総合球技場)

 ひねりだそうとしても言葉が出なかった。2―3の敗戦後、反町康治監督(51)は会見場に苦い表情で現れた。「コメントするのが難しいゲーム。現実をしっかり受け入れてやらないといけない」。しばし考えた後、やっと口にした。

 得点即失点―。点を奪った後に必ず点を取られた。1―0にしてからは3分後、2―2に追いついてからはわずか1分後だ。「少し点を取って喜びすぎ。試合が終わってから喜べばいい。喜ぶこと自体は悪くはないが…。次なるエネルギーに向けて欲しい」。歓喜のすぐ後の悲劇―。ある意味、1点の重みがなかったと言えるかもしれない。

 反町監督にまたも「古巣」の鬼門が立ちはだかった。2012年の松本監督就任以来、かつて率いたチーム(新潟、湘南)相手に6戦3分け3敗だった。今回も白星がつかめず。対古巣7戦勝ちなしとなってしまった。

 この日も1万5456人の大歓声で選手たちはプレーした。試合終了後、スタンドにあいさつに行った際は拍手よりブーイングが耳に入った。「現場を預かっている私の責任」と話す。そしてサポーターには「これからも足を運んで叱咤(しった)激励して欲しい。または心の底から激励して欲しい」と会見で呼びかけた。5連敗で第1ステージは終了した。だが、下を向いている時間はない。指揮官は「日本のトップ15」に向け、新たなチャレンジを続けていく。



【湘南】チョ監督「選手達を信じた」
スポーツ報知 6月28日(日)0時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150628-00000027-sph-socc

◆J1第1ステージ最終節 松本2―3湘南(27日、松本平広域公園総合球技場)

 取られたら取り返す―。点を取られても下を向かない湘南のアグレッシブさがピッチで出た。

 PKで先制された直後の後半11分だ。MF永木のゴール前へ運んだFKが相手DFに当たりゴール。「あの点はラッキーだった」とチョ貴裁監督(46)。1―1の同26分にはMF古林が右サイドから中央へ切り込み、左足でゴール右へ勝ち越し弾を決め、J1初ゴール。「ああいうプレーが何回も何回も出ることが彼の良さ」。指揮官が自信を持って送り出した選手がきっちりと結果を出した。

 2―2に追いつかれた直後には投入してすぐのFW藤田祥が今季初ゴールで決勝点。「最後、笛がなるまで選手達を信じてやった」指揮官の期待に応えた選手が最終節での白星を呼んだ。

 第1ステージは6勝4分け7敗で勝ち点22の10位。「ホームゲームでなかなか勝てていないという事実がある。第1ステージで負けた相手にはもう1回リベンジしなければならない」とチョ監督。まだまだ上を目指す。湘南の暴れん坊はここからJ1に新たな風を送り込む。



【J1採点&寸評】松本×湘南/後半に計5ゴール。
追いすがる松本を退けた湘南が激しい打ち合いを制す

SOCCER DIGEST Web 6月27日(土)23時24分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150627-00010004-sdigestw-socc

3つのゴールを許した3バックの採点は全員「5」。

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(C)SOCCER DIGEST Web


【試合内容】
 前半は風上に立った湘南がペースを握る。ロングボールを使って惜しい場面を作るが、松本守備陣が粘り強く対応し、ゴールを割らせない。

 迎えた後半、早速試合が動く。53分に松本がオビナのPKで先制すると、湘南がFKから相手のオウンゴールを誘い、同点に。これで勢いづいた湘南は、72分に古林がカットインから逆転ゴールを突き刺す。

 それでもホームチームは諦めず、途中出場の阿部が同点ゴールを挙げるも、同じく湘南も途中出場の藤田祥がピッチに立ってすぐに勝ち越し弾をゲット。最終盤は松本のパワープレーを凌ぎ切り、アウェーチームが勝点3を掴み取った。

【チーム採点・寸評】

松本 5
幸先良く先制も、得点後の集中力が足りなかったか、一時は同点に追いつく粘りを見せたが最後は力負け。攻撃の手数の少なさ、脆弱な守備と致命的な課題を露呈した。

湘南 6.5
走力では僅差で劣るも、最後までアグレッシブな姿勢を貫き、接戦を制す。決勝点の藤田祥など、途中出場の選手の頑張りなど、まさにチーム一丸となって勝点3を奪取した。

【松本|採点・寸評】
GK
1 村山智彦 5.5
前半は風下の影響でキックの精度を欠く。後半の45分間で痛恨の3失点も、反応できた古林のシュートは止めたかった。

DF
4 飯田真輝 5
自チームのセットプレーでは、空中戦の強さを発揮して相手ゴール前では脅威に。本職の守備では、湘南の迫力ある攻撃を食い止められなかった。

2 大久保裕樹 5
入ってくるボールを何度もかき出すも、処理を誤って危ない場面も散見。試合を通じて、今ひとつ確実性が伴わないプレーで失点を許した。

30 酒井隆介 5
積極的に前へ出る守備が光るも、大竹の対応に苦しめられた印象で、古林のカットインも止められず2点目を献上。藤田祥のヘッドも防げなかった。

MF
3 田中隼磨 5.5
エリア内に走り込んで相手のファウルを誘い、PK奪取に成功。正確なボールをゴール前に供給する一方で、相手の勢いに押されるシーンも。

5 岩間雄大 5.5
狙いをつけた守備でピンチを未然に防ぐ。身体を張ったシュートブロックもあったが、相手のFKをクリアし切れず、不運なオウンゴール。

11 喜山康平 5
湘南の執拗なプレスの前で時間を与えてもらえず、思うようにゲームメイクができないまま、無念の途中交代。

17 飯尾竜太朗 4.5
特に前半はプレーにあまり関与できず。ディフェンスは悪くなかったが、攻撃ではほとんど存在感を示せないまま78分にピッチを後にした。

8 岩上祐三 5.5
精力的なランニングはこの日も変わらず。とはいえ、劇的に戦況を好転させるほどのパフォーマンスを見せられたかと言えば、疑問符が付くか。

FW
22 前田直輝 5.5
狭い場所でも相手を振り切る非凡なテクニックを披露。先制のPKにつながるフィードなどゴールをお膳立てしたが、圧倒的な活躍ではなかった。

9 オビナ 6.5
恵まれたフィジカルを活かしてボールを収めるなど前線で基準点となり、攻撃をリード。PKを確実に決め、阿部のゴールをアシストも、勝利には導けなかった。

交代出場
MF
20 石原崇兆 -
限られた出場時間のなか、プレーに絡む頻度は高く、必死にゴールチャンスを作ろうとした。しかし期待された働きはできなかった。

MF
39 阿部吉朗 6
鋭い飛び込みから、値千金の同点ゴール。再び勝ち越された後も二度の決定機を生み出すものの、2点目は奪えなかった。

MF
16 鐡戸裕史 -
左ウイングバックに入り、サイドチェンジを繰り出すなど攻撃の活性化にひと役買ったが、決定的な仕事には至らず。

監督
反町康治 5
途中出場の阿部のゴールなど采配は当たったが、得点後の失点という“悪癖”を今回も修正できず、これでリーグ5連敗。

ゴールはなかったが大竹の推進力は高く評価。

【湘南|採点・寸評】


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【松本】U-22代表の“主将”に期待の“新星”が勝負を挑む。
ゴールが生まれた「あのワンプレー」の舞台裏と、そして新星の秘めたる想いとは?

SOCCER DIGEST Web 6月28日(日)12時44分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150628-00010012-sdigestw-socc

鮮やかなステップワークで完全に遠藤の逆を取る。

 51分、センターライン付近でサイドに流れながら、喜山康平の縦パスを受け取る。ボールを足もとに収めて前を向いた前田直輝の前には、すでに遠藤航が少し腰をかがめながら守備のスタンバイを整えていた。

 タッチライン際で対峙したふたり――前田が自慢の左足で軽やかにボールをまたぎ、足裏でボールを転がして前に押し出す。その鮮やかなステップワークに遠藤は完全に逆を取られたが、体勢をすぐに立て直し、外側から抜きにかかる前田を追い掛ける。

 それはほんの一瞬の出来事だったが、見応えのある攻防だった。7月1日のコスタリカ戦に向け、U-22代表に初めて選出された20歳のレフティが、同代表では腕章を託され、手倉森誠監督からも絶大の信頼を得る男に1対1の勝負を挑む。

 最終的には、前田の突破に対し、遠藤のサポートに素早く入った古林将太が、前田の出したパスをカット。撥ね返ったボールは遠藤に当たり、そのこぼれ球を拾った前田が、逆サイドでゴール前に侵入していく田中隼磨へスルーパスを通すと、守備に戻った菊池大介が田中をエリア内で倒してしまい、家本政明主審はPKの判定を下す。オビナがこれを確実に決めて、松本がリードを奪うことに成功した。

 前田のドリブル突破は、厳密に言えばオビナの先制ゴールに直接つながったわけではないが、しかし果敢な仕掛けがそのきっかけを作ったのは間違いない。田中へのスルーパスも「ハユさん(田中)が上がってくるのが見えた。イメージどおり」(前田)だった。

 遠藤からすれば不運だっただろう。チームメイトとの懸命な守備も、「(前田のパスが)誰かに当たって、(そのルーズボールが)俺に当たって、こぼれたところを拾われてしまった。それはちょっと、しょうがないというか、アプローチに行く間にやられてしまった」と悔やんだ。

スプリント回数では4度、チームトップの数字を記録。

 Jリーグのみならず、代表での実績も豊富な遠藤は、2歳年下で急成長中の前田の実力をどう見ているのか。

「最初、抜かれそうになった時は、別に問題ないと思った」

 それが強がりでないのは、かわされそうになっても体勢を崩さず即座に対応した体幹の強さからも分かる。もっとも、「独特なボールタッチは武器だと思う」と言い、「今日は多少、(永木)亮太くんとかに潰されるシーンはあったけど、PKの場面では良さが出たというか、ああいうところでしっかりボールを運びながら、スルーパスも出せる選手」と評価する。

 当の前田にも遠藤に勝負を挑んだワンプレーについて聞けば、「相手が誰であろうと、航くんであろうと、あそこで抜き切らなくてはいけない。それができないんだったら、自分が出ている意味がない」と唇を噛む。そして一呼吸おいて、「誰であっても仕掛けたい」と言葉に力を込めた。

 コスタリカ戦のメンバー発表の席上で、手倉森監督は前田について次のように述べている。

「ヴェルディから松本に移籍して、自分を高めるためにもがいた結果、松本でポジションを取れている。プレー判断の早さもついてきたし、守備での貢献度(も高まるなど)、自分の弱点を克服しようとしていることがよく見て取れる」

 テクニックだけではない。この湘南戦でも、前田は84分にピッチを退くまで、松本のチームカラーである走力を存分に発揮し、攻撃だけでなく守備にも奔走した。第1ステージを振り返れば、16試合に出場し、スプリント回数では4度、チームトップの数字を記録。手倉森監督が認めるように、松本で前田は確実にスケールアップし、日の丸を背負うまでに成長したのだ。

 代表選出を受けて、前田は「責任と楽しみでいっぱいです。自分がこの世代の世界を相手にどのくらいできるのか、チャレンジしたい」と意気込み、「親善試合ですけど、勝ちにこだわりチームのために走りたいと思います」と、反町康治監督の下で鍛えられ、積み上げてきたものをピッチにぶつける決意でいる。

……

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


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試合後の反町監督記者会見のコメント
http://www.yamaga-fc.com/match/detail/2015-j1-1st-match17

コメントする事が難しいゲームだったと思います。現実を受け入れてやるしかないとチームを預かる身としては感じています。と同時に私の責任も強く感じています。
いつもたくさん応援して頂いて感謝しております。それに応えることが出来ず本当に申し訳なく思っております。
ゲームは見ての通りなので(記者の皆さんは)勝手に書いて頂いて結構です。(苦笑)
まあ、我々の良さが出せている時間帯もありますし、やっぱり出せていない時間帯もあるわけです。良さを出せている時間帯を増やせば勝利は付いてくるんですが、やっぱりJ1という戦前の予想通り厳しい戦いになっているのは間違いないです。
私は一回もJ1に行ったことを楽観視していませんが、何人か楽観視した人は現実を見ていると思います。
ディフェンスも、良くやっているんですが、ここという所の力が足りないと、送り出したのは私の責任なので自省をしなければいけないと思います。
シーンとした雰囲気にしてしまってすみません。(苦笑)


Q 2点取った数分後に失点については、メンタルの部分も含めて?

「まあ、少し点を取ってすぐ喜びすぎですね。試合に勝ってから喜べば良いんですよ。喜ぶこと自体は悪くないんですが、なんというか次なるエネルギーに向けて欲しいとおもいます。そういう話を選手にもしようと思っています。それと鹿島戦もそうでしたけど、得点してすぐ失点している。全く同じですよね。サッカーの常識で点を取った後の数分というのはよく言われているんですが、それを2つやられているようでは。たとえばゲームの中でそれをやられたら、次どうするかをしっかりコントロール出来るかというのもありますしね。
まあ、言い方を変えるとまだ1stステージも終わったばかりなので、なんと言うか、そういった現象をいかに修正するかが監督の仕事なので。それを2ndステージに活かさなければ我々の目標は達成できないと思っています。


Q リーグ戦5連敗となってしまいました。戦前から厳しい戦いになるとは言われていましたが、負けない時期もありました。今の時期に課題があるのか、たまたまなのか。どう感じていますか?

「ひとつはこの5試合は特に相手が我々を分析してきたというのがあるでしょうね。セットプレーにしても、その他の部分にしても。まあここでは言えませんが、それを言っちゃうと相手に教えているようなものなので。ただ、それを超える力を出さなければいけないと感じています。具体的なことは言えませんが、このままやっていてもダメだというのは大前提でやりたいと思います。昨年のガンバ大阪みたいに前期はそうでもなかったと思うんですけど後期に補強をしたことで大きくクラブが変わったように、何かしらしなければいけない時期かもしれないですね。我々はご存じのようにJ2だった時も相手を凌駕するような力は出していなかった所をすり抜けて昇格した部分がありますから、少し何人か発表した選手もいますが、それを超える力を付けなければ次なるステージは勝ち上がっていけないと思いますよ。でも少しずつ良くなっています。そうは言っても。J1のスピードに慣れてきたりとか、今日も本当に気持ちの入った試合は出来ましたし、まあ勝ちが付いてこないというのは現場を預かっている私の責任というのは理解しています。選手は持てる力を発揮していると思います」

Q 1stステージを振り返って成長した部分と課題は?

「それはメディアの方に話すことでは無いと思っています。それは皆さんが感じたことを書いて頂けば良いと思います。
もちろん大事なことなのでチーム内で検証して話をしていかなければいけないと思います。今日も見ての通り、チーム内の競争が最終ライン、中盤、外の選手にしても足りないんですよ。簡単に言えば人に強くないんです。それは簡単に変えられない。トレーニングも含めやっていかなければいけないと思います。
やっぱり少し、ボールを動かす力、判断、技術的な部分でJ2でもジュビロ磐田とかと試合をしたときに露呈した部分をごまかしてやってきた部分もあります。
僕は最初からわかっていましたが、皆さんも徐々にわかってきたんじゃないでしょうか。これが34試合目ではないので、ここから這い上がっていけるかどうかです」


Q 試合終了後にサポーターから叱咤の声も聴かれたが?

「言いたいことも分かると思います、あれっ?ていうつまらない失点が散見していますので。それは十分感じていますし、私に掛かっている事も理解しています。スタジアムに足を運んで頂いて感謝していますし、これからも叱咤激励、そして心の底から応援をして欲しいと思います」

Q U-22に選出された前田選手について?

「ゲームをしながら成長した大きく成長曲線を描いた一人だと思います。狭い中でも前を向けますし、ああいったドリブル主体の選手はルックアップできずに視野が狭くなりがちですが、周りを見て仲間を使うことが出来るようになりました。外の空気を吸って来て、それをチームに活かして欲しいと思います。頑張って欲しいです。」

Q マリノス戦以降失点が増えていると思いますが?具体的な問題点は?

「一つは我々の問題点ともう一つは相手の強さ、そういった部分を加味してトレーニングしています。そうじゃなければ監督として何の仕事をしているんだということになりますから。失点を減らすことが大事でしょう。今日の相手の湘南さんも、うちと失点数、得点数そんなに変わらないですよ。ただ勝負強いかどうかで、そう思うと少しまだ湘南さんの域には達していないと思います」

Q 相手のセットプレーが多かったようだが?

「今日はちょっと与え過ぎですね。相当多かったんじゃないですか。気持ちの表れなのか、それで解決していいのかという事ですね。判断して止まるとか、今日だったら風の影響もあったなかでそういったことが出来るかということですね。
駆け引きもサッカーの中の要素じゃないですか。それがイケイケで出来るほど甘くないし、そういった駆け引きで相手が勝っているというのもあるかも知れないですよね」


(以上、松本山雅公式サイトより)


–前田直輝選手の評価を。

試合に出るかどうか分からないですよ。先日また3人くらい追加したでしょ。90分であれだけ人数集めるというのは、僕も経験ありますけどどうなんでしょう。もちろん練習で見たいという気持ちも分かるんですけど、そのためにJ-22選抜があるんじゃないのと感じています。20人くらい呼ぶのであれば、前半後半で代えちゃえばいいくらいで何とも言えませんが。
彼はゲームをしながら、高い成長曲線を描いている選手のひとりだと思います。狭いエリアでも前を向く力ありますし、例えばああいうドリブル主体の選手はあまりルックアップ出来ずに視野が狭くなるんですけど、彼はそうでもなく周りを上手く使いながら出来るようになってきました。ある意味、外の空気を吸って帰ってきて、チームに貢献してほしいですね。頑張ってほしいです。


(湘南ベルマーレ公式サイトより)
※松本山雅の公式サイトでは省略されていた部分があったようですので、重複しますが掲載いたしました。手倉森監督への挑発と受け取られないようにあえてカットしたのでしょうか!?



湘南ベルマーレ曺監督のコメント
http://www.bellmare.co.jp/2015_j1_1-17_matsumoto

お疲れさまでした。湘南からたくさんのサポーターにここ松本に来てもらって、アルウィンの松本さんのサポーターも本当に素晴らしい応援を最初から最後まで続けられて我々にとってはすごい圧力でしたが、湘南のサポーターもそれに負けず劣らず一生懸命最後まで応援してくれた。

……

山雅さんはちょっと形をいつもと変えてきて、我々の3バックの出どころにプレッシャーをかけてくるかたちを取られて、それはちょっと意外な感じはしましたが、それでも勇気を持って遠藤や三竿が入っていくことが我々のスタイルの真骨頂なので、そういうところで最後のヨシ(藤田)のゴールが生まれたり、あくまでも、ちょっと山雅さんの最後のパワープレーにラインが下がってしまい危ない場面が何回かありましたが、全体的にラインを上げて自分たちのボールになったときに周りのバランスをよくしながら攻撃をしていくことが、僕が彼らに要求しているいちばんのポイントなので、そのポイントを90分間プラスアディショナルタイム、選手たちはよくやったと思います。

……

–戦い方が意外だったということだが、今季の松本について。
意外というか、ソリさん(反町監督)らしいな、と。我々のストロングをしっかり抑えてくるところは、僕の中で意外でしたけど、ソリさんの中ではロジカルなんだと思います。その裏返しの弱点というのは、戦術とかやり方、それをやったらうまくいくものではなくて、僕もいつも思うんですけどその指示をしたからそこは抑えられたけど別のところでやられてしまったり、よさが出なかったりと、戦術に絶対はないので。ただ、山雅さんとは毎回、球際の争いやセカンドボールのところでウィンしたチームが攻撃にいくし、ロストしたチームが守備にまわるというスピーディーでタフな試合になることが多い。僕もベンチにいてすごく楽しかったですし、こういうゲームが年間通して続けられれば、選手は間違いなく成長すると思います。

……


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J1リーグ 1st 第17節
松本山雅FC×湘南ベルマーレのハイライト映像





<2015.6.29 18:30 追記>
松本市出身のサッカーライター元川悦子さんが、前期を終了した山雅についてのコラムを本日夕方アップしましたので、追加致します。

元川悦子コラム2015年06月29日17:30
J1初参戦・松本山雅FCはリーグ5連敗で第1ステージ終了。
いかに15位以内を死守するか?

Text by 元川 悦子
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2015062912090602_2.html

6月27日に最終節が行われ、2015年J1第1ステージが終了した。1試合残して優勝を決めていた浦和レッズはアルビレックス新潟との最終戦を5−2で圧勝。17戦無敗の勝ち点41を獲得した。2013、2014年の第17節終了時点を見ると、首位に立っていたサンフレッチェ広島、浦和はそれぞれ36ポイント。今季の浦和はその数字を5ポイントも上回っている。しかも2位・F東京との差は6。年間王者獲得に向けてかなり有利な状況にいる。上位陣の動向を見ると、勝ち点35の2位・FC東京の下は、3位・広島が同34、4位・ガンバ大阪が同32、5位・川崎フロンターレが同30。このあたりまでが年末のチャンピオンシップを狙えるチームかもしれない。

一方の下位争いも熾烈で、最下位は勝ち点13の清水エスパルス、17位が同14の新潟、16位が同じく14のモンテディオ山形、15位が同15の松本山雅FCとなっている。新潟のJ2降格圏低迷は予想外だが、それ以外は開幕前から苦戦すると見られていたチーム。特に今季J1初参戦の松本山雅は目標である「ベスト15」には何とか踏みとどまっているものの、5月23日の横浜F・マリノス戦から5連敗。Jリーグヤマザキナビスコカップを含めると公式戦7連敗という出口の見えないトンネルにはまりこんでしまっている。

27日の湘南ベルマーレ戦も、前半から主導権に握られる中、耐えて後半開始7分に田中隼磨がペナルティエリア内で倒されPKをゲット。これをオビナが決めて先制に成功したが、直後に与えたFKから岩間雄大のクリアが直接ゴールに入ってしまい、すぐさま同点に追いつかれた。そして後半27分には一瞬のスキを見逃さなかった湘南の古林将太のドリブルシュートが決まり、逆転を許してしまう。それでも終盤、途中交代の阿部吉朗が泥臭く一撃を決め、やっとの思いで勝ち点1を手にしたかを思いきや、またも直後に左サイドからのクロスを藤田祥史に決められるという勝負弱さを露呈した。

得点した直後に失点するというパターンは3月7日の今季開幕・名古屋グランパス戦、5月30日の鹿島アントラーズ戦でも散見された。「点を取って喜びすぎ。それを次なるエネルギーに向けてほしい。もっとゲームの中で自分たちでコントロールできるようにならないといけない」と反町康治監督も渋い表情でコメントしていたが、こういうスキを作っていては勝ち点を積み重ねることはできない。もともと際立って個人能力の高い選手がいない松本山雅はスキを作らないように意識を徹底することでJ2参戦からわずか3年でのJ1昇格を果たしている。その原点を忘れてはいけない。

加えて気になるのが、ここ最近の失点の多さだ。横浜戦以降、5試合で13失点と信じられないほどの守備の脆さを露呈しているのだ。第1ステージ通算失点の26というのも新潟、清水、サガン鳥栖に次ぐワースト4位。総得点が17でヴァンフォーレ甲府、山形に次ぐ3番目の少なさのチームが、これだけ失点を繰り返していたら、J1残留など夢のまた夢になってしまう。湘南戦でも顕著だったが、自陣の低い位置でファウルを与え、ペナルティエリア付近からFKを蹴られたら、J1ではゴールに直結する可能性が高い。実際、ホーム開幕戦だった3月14日の広島戦でも森崎浩司に直接弾を決められている。そこは第2ステージに向けて絶対に改善しなければいけない点。チーム全体が肝に銘じるべきだろう。

これまではリスク回避のため、最終ラインからビルドアップしていくようなスタイルは封印してきたが、それも状況によっては加えていくことも必要かもしれない。ここ最近の彼らの戦いを見ると、一方的に攻め込まれ、ずるずるとラインが下がり、攻めに転じるエネルギーを持てない時間帯がしばしば見受けられる。J2では相手のミスから高い位置でボールを奪えるシーンも多かったが、J1ではそれがない。だからこそ、自分たちで組み立てながらリズムを作っていかないと厳しくなる。この策は反町監督にとっては「禁じ手」だろうが、安藤淳や工藤浩平といったつなぐサッカーを主体としてきた京都サンガなどで活躍していた選手を補強したということは、戦い方の微調整を考えているからではないか。もちろん土台をガラリと変えることはできないが、もう少し支配率を上げることにチャレンジしてもいいはず。そのあたりにどうトライしていくかも後半戦の見どころだ。

2014年の前半戦終了時点を見ると、最終的にJ2降格を強いられたセレッソ大阪は勝ち点18を稼ぎ、15位につけていた。その数字と比較すると、松本山雅の15ポイントでは足りないということ。清水や新潟、山形などもテコ入れを図ってくるだけに、今後も厳しい戦いが続くのは間違いない。その重圧を跳ね除けることができるのか。彼らの今後を期待を込めて見守りたい。







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