キブシの花で吸蜜するヒメギフチョウ
CATEGORY安曇野・信州の蝶

ヒメギフチョウと今季3度目の出会いでは、
何年も前から撮りたかったキブシの花に訪花するシーンを
初めて撮ることができました。
ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)♂♀
ヒラヒラと舞う『春の妖精』を追って、
杉林の薄暗い奥まで行くと、そこにはキブシの花が!
お願いだから、頼むから、ここに来てくれ!
『春の女神』とも呼ばれるだけあってか、
女神様が微笑んでくれました(^^)/





あまり大きく撮るよりも、引き気味のほうが絵になります
でも、大きめでないとわからないこともあります↓
今季初めての雌との出会いですが、交尾済みの雌です
交尾のときに雄は雌の腹部に交尾嚢をつけ、
これによって雌は二度と交尾できなくなるといわれているそうです
雌の腹部先端にある受胎嚢は尖ったような形ですが、
よく見るとその部分に赤い交尾嚢が写っています

逆光で透けた翅も撮ってみましたが、
なんだかなぁ~^^;(笑)

ここではたくさんのヒメギフチョウを見かけましたが、
どれもみな地面によく降りていました

カタクリは見かけなかったけど、
ショウジョウバカマに来てくれないかなぁ~と待ってみたけど
これは願い叶わず

エンレイソウには訪花しないでしょうね、たぶん

食草もあちこちにたくさん見かけました

杉林をぬけて明るい草むらでも♂に遊んでもらって撮了しました


残念だったのは、ほかの生息地と同じように、ここでも採集者を見かけたこと。
絶滅危惧種には指定されていないけれど、
指定されてからでは遅すぎるのです。
採集者が売る標本を買う人がいる、売れるから採る人がいる、
そんな悪循環を何処かで断ち切らないと、
本当に絶滅してしまいます。
撮影:2023年4月13日、長野県ナイショ市町村
今日のハラミちゃんは、昨日の続き(^^♪

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