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安曇野と信州の四季の自然の素晴らしさや、人気のお店を紹介しています♪ 最近はほとんど『野鳥 大好き!』ですが^^;

穂高の碌山美術館で芸術の秋してきました♪



栃木から安曇野に旅してきた母のお友達を案内して、大王わさび農場に行った時の様子は先日お伝えしましたが、その後に穂高の碌山美術館を訪れました。やはりぜひ行ってみたいとのご希望でした。

私も碌山館に来たのは久しぶりです。豊科で偶然「女」や「坑夫」などを鑑賞することができて、やはり他の作品もあらためてまた鑑賞したいと思っていたところでした。彫刻にはほとんど興味のない私ですが、碌山にだけは虜になっています。

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安曇野を象徴する風景として、観光パンフレットやポスターでも目にすることの多い、ツタで覆われた西欧教会風の碌山美術館は、日本の近代彫刻の礎を築いた安曇野出身の彫刻家、荻原守衛(碌山、おぎはら もりえ、ろくざん)の作品を収蔵・展示する美術館です。

昭和33年に開館した美術館の建設には、隣接する穂高東中学校(旧穂高中学校)の生徒たちも携わったそうですし、現在も同校の生徒によって敷地内の清掃が行われるなど、地域の人達にも親しまれている場所でもあります。


碌山館の正面入口には、碌山の有名な言葉が。

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Love is art, Struggle is beauty.

ー愛は芸術なり、悶えは美なりー




栃木からやって来たおふたりに、碌山のことや作品についていろいろと質問されてしまい、私も調子に乗って薄っぺらに覚えていたことを訥々と語ってしまいました。子供の頃に見てもそれほど印象的ではなかった作品も、碌山の歩んできた道や、後に新宿中村屋の創業者となる相馬愛蔵とその妻黒光(こっこう)、そして戸張孤雁(とばりこがん)、高村光太郎などの友人たち、師であるオーギュスト・ロダンなど、彼をめぐる人物との関わりを知るにつけ、作品を見る目が変わっていきました。

農家の5男として生まれた守衛(碌山)が、特に相馬黒光(そうまこっこう、本名星良=ほし りょう)との出会いによって西洋絵画に目覚め、後にロダンの「考える人」に深い感銘を受けて弟子となります。1967年に国の重要文化財に指定された「女」は、碌山が想いをよせた随筆家でもある相馬黒光の苦悩を表現した傑作を生み出します。叶わぬ恋にもがき苦しみ、愛こそ芸術という信念を貫いた碌山は、この作品が絶作として30歳の若さでこの世を去ります。

そんな、黒光との出会いや苦悩を知ったうえで鑑賞すると、碌山の作品の見方が変わってきますよ~、などとお話していたらだんだん熱が入ってきてしまったのです。知ったかぶりにも程がありますよね、お恥ずかしいかぎりです。

碌山の『恋の三部作』ともいわれる、「文覚」、「女」、「デスペア」

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「文覚」 1908年

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「女」 1910年

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「デスペア」 1909年


展示パネルの「荻原碌山の生涯」を見て、栃木からやってきた書家のKさんは、「中村不折(なかむらふせつ)」の名を見つけました。あの新宿中村屋の、現在でもロゴとして使われている中村屋の文字を書いた人です。Kさんのお父さんも書家でしたが、何冊もの著作があるその世界では著名な方です。やはり中村不折についても研究されていたようですので、Kさんも感慨深そうな様子でした。


中村不折が書いた中村屋の文字は現在もロゴとして使用されています

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そんなことから、皆でより「熱く」なってきましたので、なかなか先に進めません。途中からは、各自銘々に、杜江館、第1展示棟、第2展示棟と周ることにしました。

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最後は、グズベりーハウスで集合です。ここは、美術館での鑑賞後の”お約束”、ミュージアム・ショップです。山小屋風の素朴で素敵な建物には、私が子供の頃に本館にあったオルガンが隅っこにぽつんと置いてありました。管理人のおじさんがこのオルガンを弾いてくれたことを、今でもはっきりと覚えています。そのことを係りの方に伺ったら、横田さんだったか、横川さんだったか忘れましたが、そんなお名前だと教えてくれました。そのおじさんも、おそらく今は碌山の元に行ってしまったことでしょう。

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碌山の関係書籍がたくさんあって、見れば何でも欲しくなってしまう悪癖をもつ私も、安曇野に最近引っ越してきたばかりで金欠病ゆえ流石に手が出ませんでした。

小冊子の書簡集を三冊だけ購入してきましたが、最近どこの美術館でも流行りらしい「◯◯グッズ」、ここなら「碌山グッズ」はさすがに買う気にはなれません。観光客の方には、お土産として結構売れているのかもしれませんが。

モダンなデザインのトイレ。こんなところを撮る人も珍しいといわれそう(笑)

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大勢の団体が、私たちと入れ替わりにやってきました。駐車場に戻ると、大王わさび農場で見かけた奈良県からの観光バスでした。観光名所として来るなら別ですが、ゆっくりと碌山の作品を鑑賞したいという向きには、駐車場に観光バスの有無は要チェックかもしれませんね。しかしまた、碌山館の維持管理には欠かせない収入源であり、大切なお客様であることには変わりません。

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記事を書きながらも熱くなってきた私ですが(笑)、お伝えしきれなかったところは明日、続編とさせていただきます。碌山美術館の場所など、詳しいご紹介はその時ということで。





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