安曇野市のペンションガルテン
クラインガルテンなら聞いたことがあるけど…という方は多いでしょうが、安曇野市が取り組みを始めたペンションガルテンというのは、私も初めて耳にします。安曇野市の観光協会が発行している2015年版「安曇野の秋」というパンフレットで目にしたプログラムです。
お隣の松本市が以前から取り組んでいるクラインガルテンは数ヶ所あり、四賀(しが)の坊主山クラインガルテンは母や息子と10年以上前に見学に行ったことがあります。
以前の記事の「四賀(しが)クラインガルテン」でもご紹介しましたが、クラインガルテンとは、日本語訳は「小さな庭」ですが、「市民農園」として使われているドイツ語です。また、ドイツが発祥の農地賃借制度で、滞在型の市民農園として近年全国で人気が高まっています。松本市は全国でも先駆け的存在です。
四賀の坊主山クラインガルテンには、週末になるとラウベと呼ばれる休憩小屋(小屋といっても、立派なログハウスです!)に都会からやってきて農園仕事をしながら滞在する人もいれば、そこにずっと住み着いている人もいました。
当時、母がぜひお借りしたいと希望していましたが、人気が高くてなかなか空きがでず、断念した記憶があります。
前置きが長くなりましたが、安曇野市が取り組み始めた「ペンション滞在型体験農園 ペンションガルテン」は、上記のクラインガルテンとペンションを組み合わせた造語かと思われますが、ラウベの代わりに契約ペンションに滞在して契約農家の年貸し農園で野菜作りを体験するというプログラムです。
無農薬、有機栽培によるという点は同じですが、松本市のクラインガルテンと異なる点は、プロの農家の方から野菜作りのアドバイスを受けられるということです。野菜作りがまったく初めてという方でも、アドバイスが受けられるというのは心強いですね。
平成28年度は限定20区画の募集ということですが、将来安曇野市に移住や”週末だけの半移住”などを考えている方は、試しにこのようなプログラムで1年間安曇野での”仮暮らし”で体験してみるのもよいのではないでしょうか。
そして、こういったプログラムや農家民泊での野菜作り体験をとおして、安曇野への移住を希望される方がいれば嬉しい限りです。私のように、えいやっ~!で移住してしまうよりも、計画性をもって行動できますし…(笑)。
“ペンションガルテン”の野菜作り体験
http://www.azumino-e-tabi.net/modules/xpressme/?page_id=10898
↑私のようなシニアには、クリックして画像を大きくしても、文字が小さくて読みにくいので、以下に文字起こししておきました。このプログラム、やはりシニア世代が多いかと思いますので、こういった点にもう少し配慮していただけると嬉しいですね。画像をスキャンして載せるだけではね~…。(ちょっとだけ、チクリ!、笑)
ペンション滞在型体験農園
“ペンションガルテン”の野菜作り体験
平成28年度
募集限定20区画(4月~3月まで)※初泊のみ夕食付き
<10泊>149,000円
・6,800円☓2名☓10泊=136,000円
・初泊夕食3,000円☓2名=6,000円
・30㎡畑1区画=7,000円
※無農薬、有機栽培
<20泊>285,000円
・6,800円☓2名☓20泊=272,000円
・初泊夕食3,000円☓2名=6,000円
・30㎡畑1区画=7,000円
※無農薬、有機栽培
■ペンションガルテン参加施設一覧
・ペンション ハーヴェスト…☎0263-83-4317
http://www.harvest.to/
・ろっぢ 安曇野遊人…☎0263-83-5412
http://a-yujin.jp/
・ペンション KEYAKI…☎0263-83-2964
http://www.avis.ne.jp/~keyaki/
・山荘 歩゜けっと…☎0263-83-8041
http://www5a.biglobe.ne.jp/~pocket_h/
・ペンション メープルリーフ…☎0263-83-3883
http://www.avis.ne.jp/~k-tutiya/
■ペンションガルテン Q&A
Q1 ペンションガルテンとは?
A1 安曇野のペンションに滞在し、年貸しの農園で野菜作りを楽しんでいただく企画です。安曇野の農産品は美味しいと評判です。昼と夜の気温の差が他の地域と比べると大変に大きく、この寒暖の差が美味しい野菜や果物を育てる事ができる理由です。是非ご自分で野菜作りに挑戦して、美味しい安曇野産の野菜を収穫してみてください。農作業に疲れたら、美術館・博物館巡りや道祖神巡り、蕎麦の食べ歩き、ウォーキング、サイクリング、山登り、果物狩り等々。安曇野の観光を楽しんでください。
Q2 初めての野菜作りでも大丈夫ですか?
A2 地元で農業を営んでいるアドバイザーのサポートがあるのが、安曇野ペンションガルテンの特徴でもあります。万一、病害虫や凍霜害の被害にあってしまったらどう対処していいか判断に困ってしまいますが、こんな時はアドバイザーにヘルプコールしてください。場合によってはアドバイザーが状態を確認して適切なアドバイスをしてくれます。使用する肥料の量や、消毒などお教えしますので、初心者でも安心です。
観光シーズンの繁忙期ですと、必ずしも希望日に宿泊の予約が取れないこともあるということですから、その点はご注意を。延べ10泊で有機栽培の野菜がちゃんとできるのか、個人的には少々不安に思いますが、土おこしから始まって、種まきや定植から収穫までの日数を考慮して、滞在日程を組めばなんとかなりそうですね。ある季節に限定して、毎週安曇野に通うという方が良いのかもしれません。四季すべての野菜を、というのは20泊のコースでも無理だと思います。野菜を育てるには、事前に、そして途中にいろいろな作業があって、実際にやってみると大変なことだというのが実感できるはずです。その代わり、とびきり美味しい野菜が食べられるのですから、ぜひ、チャレンジしてみてください。
春版のパンフレットに掲載されていた野菜づくりのカレンダーが参考になるかと思いましたので追加いたします。実物よりも大きくしましたが、まだ見難いようでしたら画像をクリックして開く別タグでさらに拡大できます。(2015.10.1追記)
申し込み、問い合わせは安曇野市観光協会へ。穂高駅前の目の前にあります。私も、この記事を書くにあたり、日曜日で観光協会の事務所はお休みだったので、1階の観光情報センターでいろいろと教えていただきました。
入り口のくまさんが目印です♪ ▲は5月に撮った時の写真ですが、▼では先日行われた穂高神社の御船祭りの幟を持って、ちゃんとお仕事しておりましたヨ。ちなみに、このクマさんはチェーンソーで彫られたのだそうで、観光情報センターのお姉さんたちは”あづクマくん”と呼んでいるのだとか。穂高の駅前にも「熊出没!注意!」ですね(笑)。
観光情報センターについての過去記事はこちらから。
一般社団法人安曇野市観光協会
住所:安曇野市穂高5952-3
電話番号:0263-82-3133
FAX番号:0263-87-9361
休業日:土日祝日・年末年始
案内時間:9時~17時30分(4月~10月)、9時~16時30分(11月~3月)
公式サイト:http://www.azumino-e-tabi.net/
安曇野市観光情報センター
住所:安曇野市穂高5952-3
電話番号:0263-82-9363
場所:JR大糸線穂高駅前(正面)
休業日:年末年始
案内時間:9時~17時30分(4月~10月)、9時~16時30分(11月~3月)
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