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安曇野と信州の四季の自然の素晴らしさや、人気のお店を紹介しています♪ 最近はほとんど『野鳥 大好き!』ですが^^;

穂高/秋の松尾寺を訪ねてみました♪



重文・松尾寺本堂(薬師堂)

松尾寺(まつおじ)は有明山の麓にある高野山真言宗のお寺です。松尾寺の中興の開基は、『信府統記』では「大永8年(1528年)仁科盛政」とありますが、実際には仁科氏の支族安芸守盛国の3男古厩平兵衛盛兼であると考えられているようです。建築様式が似ているためか、盛兼は建造にあたって大町市曽根原の盛蓮寺の観音堂を見本にしたといわれています。

古くは醍醐寺三宝院の末寺でしたが、1871年に廃仏毀釈によって廃寺とされた後、 1892年に復興した際に現在の高野山金剛峰寺の末寺になったのだそうです。入口の仁王門と本堂(薬師堂)は建立当時からの建物がそのまま残されているのだとか。

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鶴王山 松尾寺

鎌倉時代~室町時代にかけて北安曇から南安曇野一部を治めていた仁科氏によって、一五二八年に建立されたと伝えられる。
一八七〇年廃仏毀釈によって廃寺となるが再興し、現存する薬師堂(本堂)は、仁科氏文化の特徴を反映した豪壮優雅な建物として一九五九年に国の重要文化財に指定される。

中部北陸自然歩道 環境庁
「信濃路自然歩道」 長野県




訪れたのは10月中旬。まだ紅葉がようやく始まったばかりという感じでした。山麓線と呼ばれる道を走っていると「松尾寺」という案内が出ていますので、注意深く見ていればすぐわかると思います。

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駐車場からお寺に向かって坂道を登っていきますと仁王門です。

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南側には、水車小屋のある庭園があって若干荒れた感じはありましたが、それでもそれなりに手入れはされている様子でした。季節によて水仙、カタクリ、水芭蕉、桜、藤などが楽しめるといいますから、そんな季節にまた訪れてみたいものです。

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途中、水子地蔵がありました。「拝む心 手を合わす姿 佛の恵み ここに有り」

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傍らには、松尾寺の由緒が書かれたらしき石碑がありましたが、下のほうが判読不能です。

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その先に祠にしては大きい建物が見えましたので近づいてみました。

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南無大師遍照金剛。

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おら雛人形のように見えただが、よく見るとこりゃあ、手を合わせたおっさま(=御坊様。「おすさま」とも言うようです)かいね?

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元に戻って、たくさん並んだ石仏の横を歩くと、その先が松尾寺です。

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振り返ると結構登っているようですが、ご年配の方でもなんとか歩けると思います(ずくがあればネ、笑)。

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本堂(薬師堂)の廻りには太い杉の木がたくさんあります。撮影するには邪魔ですが、そんなこと言ったら間違いなくバチが当たるでしょうね。

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さっそく手を合わせました。

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「数息観修養道場」だそうです。

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松尾寺本堂(薬師堂)は、昭和34年(1959年)に国の重要文化財に指定され、本尊の薬師如来は近江の湖水より出たのだと伝えられています。寄棟造り銅板葺きで、内陣の虹梁さしばり・木鼻(きはな)・肘木(ひじき)の絵模様・鬼面(きめん)の彫刻などに室町時代末期の特徴があるというので観察してみました。

肋骨のようにみえるのが垂木(たるき)です。軒の出が長く、これは建物を長持ちさせる作りですね。ネットが張られているのは、鳥害から建物を守るためでしょうか。網目が大きいので、虫よけではなさそうです。

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中央は肘木(ひじき)と表現していいのでしょうか、あまり自信がありません。

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そして、こちらが絵模様のついた肘木(ひじき)と、短いほうが木鼻(きばな)かと思います。

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もはや、自分でもよくわかっていないものをこれ以上説明するのは無理です!このへんでご容赦を。

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手ブレしてますが、「松尾寺本堂の優れた特色について」書かれております。

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松尾寺本堂の優れた特色について

松尾寺本堂は桁行三間、梁間三間、寄棟造りの堂として建てられているが軒の出を非常に深くし、軒支柱を建立当初から建てて五間堂の形式とも思われる構法をもって構成されている。
このような建物は全国的に少ない。また化粧隅木の正面側の左右二本は下から見上げた時、身舎(しんしゃ)丸桁を境に内部と外方とにおいて「く」の字型をなしている。これは平面の外陣部隅柱間を仕末するためになしたもので、この建物以外に全国に例のないものである。
舟肘(むなひじ)木の形式も実に美しく、縁廻りに立つ支柱が縁柱を兼用し、面を大きく取り、室町時代の特徴をいかんなく発揮している。
地垂木(じたるき)の曲線においては反りが強く実に美しい。
巻斗が正方形であり不思議に思われるが、この例は当地方大町の盛蓮寺にも見られて、室町末期頃この地方における巻斗(まきと)の地方色によったものと思われ、内陣虹梁の「サバシリ」木鼻、実肘木の絵模様、「カエル又」鬼板の彫刻等もよく室町時代末期の優れた特徴を有し、全体的に形をよく形成し、豪壮優雅にして、信州における同時代を知るもっとも貴重な建築物の一つである。

重要文化財松尾寺本堂復元工事監督 広瀬 沸
昭和四十四年三月建之
重要文化財松尾寺本堂保存委員会




この石碑、何が刻まれているのだろうと近寄ってみたら、こちらの松尾寺に寄進した方たちのお名前でした。

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ここから、鐘の鳴る丘集会所に行くことができます。その「ショートカット」を歩くと、山栗かな、小ぶりな栗です。

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ベンチの廻りにはどんぐりが、たくさん!

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う~ん、よく見えない! 
では、これで。

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鐘の鳴る丘集会所や穂高郷土資料館からも松尾寺に行くことができますから、駐車場が満車の時は覚えておくと役にたつときがあるかもしれませんね。

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重文・松尾寺(まつおじ)本堂(薬師堂)

場所:安曇野市穂高有明 7327
アクセス:車利用=安曇野ICから約12km・約25分、電車利用=JR大糸線穂高駅下車 タクシー約15分
問い合わせ:鶴王山松尾寺 電話 0263-83-4171

<参考サイト>
名所・旧跡(神社・仏閣)/安曇野市公式サイト
http://www.city.azumino.nagano.jp/kanko/enjoyazumino/jinjya.html







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