魏石鬼の岩屋を目指してまずは有明山神社へ♪
昨日の記事の続きです。
魏石鬼の岩屋(ぎしきのいわや)を探検してみようと、まずは有明山神社を目指しました。入浴施設のすぐ横に鳥居があります。その奥には桜並木が続いていて、春の桜を静かに愛でるのにはとても良さそうな感じです。
鳥居をくぐってすぐに駐車場があり、車を降りると神社が見えます。
市の有形文化財に指定されている手水舎は飛騨の匠、山口権之正の作で、虹梁と天井には龍の彫刻が施されています。
吐水部分も、もちろん龍です。
日光東照宮の陽明門を模して造られたといわれる祐明門は、明治35年(1902年)、棟梁佐々木喜十の作でこちらも市の有形指定文化財です。外部と内部には立川流の彫刻師・清水虎吉による粟穂に鶉をモチーフとした彫刻が施され、周囲には十二支の彫り物が見られます。
切妻軒唐破風八脚門の美しいその姿を反対側からも。
村田香谷によって描かれた35枚の楽天井画。
祐明門をくぐり拝殿に向かう途中の境内には大きな古銭が設えてあります。
なんだかどこかで見覚えのあるような…。
中央の「口」と組み合わせると、ここに記されている文字は
吾
知 唯
足
となりますが、石庭で知られる龍安寺の「吾唯足知」のつくばいと全く同じです。
これは、吾唯知足(われ、ただ、たるをしる)という禅語で、知足(ちそく)とは足るを知ること、自分の身分をわきまえて、むさぼりの心を起こさぬことをいうのだそうです。
凡人の私ごときにはどうも禅問答などというとわけのわからぬ得体のしれぬやりとりのようにしか聞こえず、当然ながらその戒めの心も理解できずに煩悩だらけの世界をいまださまよい続けるばかりでございます。
参拝に来たおばちゃんたち、「六文銭があるよ!」と。
ちがう!、ちがう!! ^^;
おばちゃん、真ん中の大きな四角の穴をくぐり抜けるとご利益があるんですってよ~♪
大きな四角い穴の借景さまざま。
豊科(とよしな)寺所(てらどこ)の岡村阜一により明治21年(1888年)に現在地に再興されたという拝殿。
こちらの神社には八面大王を倒したとされる田村麻呂の伝説の刀があるのだとか。
その後、神社の参道を出たところにあるそば処くるまやに向かいましたが、続きはまた改めて。
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